【ミュウツーの逆襲 EVOLUTION】を見てきた感想 ※ネタバレあり
はじめに
本日,公開2日目の【ミュウツーの逆襲 EVOLUTION】を鑑賞して,とてもとても感動したので,その感想を記事にして投稿したいと思います.
本記事は,タイトルにある通りネタバレ有り です.
20年ほど前に公開された映画のリメイクとはいえ,ネタバレは避けたほうが良いと思ったので,最初に警告させていただきます.
なぜ,ネタバレしたくないかというと
ミュウツーの逆襲はポケモン映画の初代作であり,公開されたのは1998年となんと21年前です.そして,本日見に行った映画館の席にはなんと高校生と思われる集団がいました.高校生はリメイク前の作品は当然生まれる前なので,知るはずもありません.そういった層の人たちもこの映画を見に来ているんだ.と感じたため,ネタバレ防止に最初に警告させていただきました.
本当は,ネタバレせずに感想が書けたらよかったのですが,内容にものすごく感動したため,内容に触れずに感想記事を書けないと思い断念しました.
見に行った場所
地元に帰ってきていたタイミングだったこともあり,地元の映画館に行きました.
人が少なくてストレスレスレス*1,当日でも余裕でよさげな席が予約できました.さてぃすふぁくしょん!
見るべき人
以下の人が該当します:
- ポケモンが好きな人
- リメイク前の作品を見たことがある人
- Pokémon GOをプレイしている人
- リアルな描写に興味がある人
- 名探偵ピカチュウを見たことがある人
- 声優の演技力に興味がある人
- かわいいキャラクターが好きな人
- 暇な人
- お金がある人
ポケモンが好きは人はもちろんのこと,小学生のころなどにリメイク前の作品を見た人もそのころの記憶を思い出せて感動できるのでお勧めです.
また,現在Pokémon GOに出現しているアーマードミュウツーも出てくるので,Pokémon GOをプレイしている人にもおすすめです.また,今回ポケモンが3Dで表現されており,よりリアルに近い質感を感じることができます.同じく3D描写な名探偵ピカチュウとはまた違ったアニメのポケモンに近い3D描写なので,名探偵ピカチュウを見た方にも違った形で見えて新鮮だと思うのでお勧めです*2.
また,ピカチュウの声優さんの演技力がとてもすごかったです.ピカチュウは「ピ・カ・チュ・ウ」しか話さないのに,そこに無限の表現力がありました.まじでピカチュウがとてもかわいかったです.かわいいもの好きな人にもお勧めできる映画でした.
あとは,ポケモンには興味がないけどお金や時間のある人にも,暇つぶしにはもってこいの内容でした.内容は2時間,その前後の移動や準備にも時間やお金が使えるので,ぜひ一度鑑賞に行かれてはいかがでしょうか.
長くなりましたが,まとめると,すべての人は一度は見るべき!ということです.
感動したところ
以下の点です:
- ピカチュウの声の表現がすごい
- 完成度の高いミュウツーの3D
- 20年前とまったく同じ記憶が思い出されたところ
- ポケモン以外にも海の表現がリアルだったところ
- OPとED
- 海を渡るときのBGMが大好きなSMの「戦闘!ぬしポケモン」だった
- サトシが動かなくなってピカチュウが10万ボルトで必死に起こそうとしているところ
他にもいろいろ*3ありましたが,特筆すべきなのは上記の7点です.
ピカチュウの声の表現がすごい
私のつたない語彙力では,ピカチュウの声優さんである大谷さんのすごさを伝えることができなくて非常にもどかしいですが,ともかくピカチュウの鳴き声による感情表現がすごかったうえに,すごくキュートでした.3Dのピカチュウの凛々しい表情も合わさって,ピカチュウにくぎ付けで惚れてしまうほどに,今作のピカチュウはすごかったです.これに関しては,ぜひ一度劇場を訪れて確かめてみてください!
20年前とまったく同じ記憶が思い出されたところ
この映画は20年以上前に公開された映画のリメイクです.私が最後に見たのも,20年前です.にもかかわらず,小学生の頃に見た当時の記憶が確かに自分の脳裏によみがえってきました.本当にこの映画は,20年前の当時の内容をそのままよりリアルな形にして再現してくれたのだと,そう思いました.
海を渡るときのBGMが大好きなSMの「戦闘!ぬしポケモン」だった
「戦闘!ぬしポケモン」はゲームのSMのBGMです.ぬしポケモンという大自然の中で屈強に育ったポケモンと試練という形で対戦するときに流れる曲です.劇中の中で嵐にもまれた海という大自然に対して果敢に向かっていくところが,ゲームのぬしポケモンと対峙するというシーンにマッチしていると感じました.この曲が流れている間,非常に心が弾みました.
サトシが動かなくなってピカチュウが10万ボルトで必死に起こそうとしているところ
なんといってもこのシーンが一番感動するところです.サトシがオリジナルとコピーの争いを止めるために,ミュウとミュウツーの攻撃に割って入っていき,攻撃をもろに受けて石化してしまいます.
そして,石化したサトシを元に戻そうと何度も10万ボルトをサトシに浴びせるピカチュウ...大谷さんの迫真の演技もあって,あのシーンは涙不可避*4です.ぜひこのシーンは劇場で見てください!!
今回の映画はミュウツーという伝説のポケモンに焦点が当たっている,ように見えますが,改めてサトシとピカチュウの絆の強さを再認識させられる内容であることに見ていて気付きました.
ミュウツーボールにピカチュウがとらわれたとき,もう二度と戻ってこないのではないか.という気持ちで必死に追いかけたトレーナーはサトシだけでした.
そして,サトシが石化してしまったときに必死に元に戻そうとしたのもピカチュウだけでした.
なんだかんだ言って,キミに決めた!よりもきずなの強さを見せつけられるシーンだったのではないか,と思い感動しました.やっぱりこの二人は特別ですね.
何度も言いますが,「ピ・カ・チュ・ウ」だけでピカチュウのあの悲しい感情を表現できる声優さんの表現力すげぇ...と思いました.
自然と涙が出るコンテンツを久しぶりに見たと思います.いや,小学生の当時よりもこのシーンで感動したかもしれません.
本当にこんな素晴らしいものをよく作ってくれて感謝しかないです.
個人的にツボったところ
ミュウが「本物は本物.技を使わず体でぶつかり合えば,コピーに負けるはずはない」とミュウツーを挑発したところです.これに勝手な妄想をしてしまい,個人的にツボってしまいました.その内容が以下です:
前売り券でLet's GO ピカチュウとイーブイで使用できる「逆襲のミュウツー」がもらえます.このミュウツーは映画のミュウツーをモチーフとしていると思われ,覚えている技も映画で使用する技だと考えています.
逆襲のミュウツーは「シャドーボール」という技を覚えています.この技は,ゴーストタイプの技であり,エスパータイプのミュウには効果抜群です.また,ミュウツーは特攻の種族値が154とメガシンカのような特別なポケモンを除けば,全ポケモン中No. 2の数値を誇っており,ミュウがミュウツーのシャドーボールを受けた場合非常に大きなダメージを受けてしまいます.具体的計算すると,以下の画像です.
なんと,たったの2発でミュウはひんしになってしまいます*5.また,基本的にミュウよりもミュウツーのほうが先に攻撃できるので,普通に技ありで対決した場合,ミュウの勝ち目は薄いと考えます.
しかし,ミュウには作戦がありました.「コピーは本物に勝てない!とミュウツーを煽れば,自分の言葉を真に受けて技なしで勝負に臨んでくるだろう」という.
そこでミュウは,「ミュウツー!技(シャドーボール)なんて捨ててかかってこい!」というような意図を込めて上述のような発言をしたと妄想してしまい,変にツボってしまいました.
悪いと思ったところ
特にありません.
まとめ
ワクワクして,感動して,とにかくサイコーでした!!
この映画の製作にかかわった人すべてに感謝とお礼をこの場を借りて申し上げます.
ありがとうございました!
来期はアニメの映画に戻るのかな?SMの映画も見てみたかったなー
結構書いたような気がしますが,これでも書き表せないくらいサイコーだったので,思い出したらまた追記するかもしれません.
あと,アニメのEDがタイプワイルドに変わりましたね.あの曲も聞いているだけでワクワク感動します.
今Pokémonは最も盛り上がっているコンテンツです.自分も人をここまで突き動かすような仕事がしてみたいです.
サーバーが...ほしいです...
はじめに
本記事は,サーバーが欲しい!という内容になっています.目次の通りどんなサーバーが欲しいのか,なぜほしいのか,サーバーを買うとどうなるのかについて書いていきます.ちなみに,この記事を書こうと思ったきっかけは,世の中にはものすごいサーバーとそれを構築しようとするものすごいエンジニアがいることを知ってしまったことが原因です.私は外的要因に触発されやすい人間で,他の人が楽しそうにすごいサーバーを構築しようとしているところを見てしまい,自分も同じとまではいかなくても似たようなことをやってみたくなってしまいました.
あと最近はブログを書くネタに困ってしまったので,思い切って内容を振り切ってみました.サーバーが欲しいのは本心です.
なぜ,サーバーが欲しいのか
なぜサーバーが欲しいのかというと,自宅に1台もサーバーがないからです*1.一般のご家庭でも,逸般の誤家庭であったとしても,一家に一台サーバーがあるのは今の時代普通です*2.
しかし,一人暮らしで低所得の貧困民の私のうちは一般のご家庭ではないため,サーバーを用意する資金がありませんでした.そのため,サーバーがある(排熱とかで)温かい家庭にあこがれを抱いていました.このまま劣等感を抱いて低級国民として生活していくのは避けたいため,この度サーバーの購入を考える運びとなりました.
どんなサーバーが欲しいのか
サーバーなら何でもよいのか?いいえ,決してそうではありません.せっかく購入するなら一生もの,とまではいきませんがそれなりに長く,かつ高性能なものが欲しいに決まっています.とりあえずメモリ1 TB以上は譲れない条件です.ストレージもSSD 100 TBは欲しいところです.
なぜ,メモリにここまでこだわるのかというと,私の自宅PCのメモリが一般のご家庭の容量と比べてしょぼいからです.また,メモリの容量は持ち主のスケールの大きさを表すともいわれています*3.
私の自宅にあるまともに使えるPCの搭載メモリは以下のようになっています.
- メインデスクトップPC:64 GB
- サブデスクトップPC :24 GB
- メインノートPC :16 GB
- サブノートPC :16 GB
メモリの合計は,わずか120 GBです.一般のご家庭にあるサーバー1台の搭載容量にも満たないです.4台もマシンあるのに...
これもすべて,私自身がサーバーを持ち合わせていないことが原因であると考えています.ビッグな人間になるため,戦国IT時代で生きていくためにも,1 TB以上のメモリを持ち合わせるサーバーを購入しなければなりません.
そういえば,少し前にAppleが最大搭載可能なメモリが1.5 TBのMac Proの発売を公表していましたね.
新型Mac Proの「全部盛り」価格は約550万円超え!?米メディアが推計
https://iphone-mania.jp/news-249475/
> メモリ容量を最大の1.5TBとするには、128GBのDDR4 ECCメモリを12個、装着する必要があります。
すでにメモリはTBの時代に来ています.いまからTBメモリのマシンの購入を考えるのは既に時遅しのような気もしていますが,まずは1 TBメモリのサーバーの購入からサーバー入門の道に踏み入ってみたいと思っています.
サーバーを買うと何が起きるか
まず一般の家庭であると世間の人に認知されます.承認欲求を求めてはいけませんが,私のように世間の最下層にいるような人間にとって,普通の人と同じように見てもらえるということは,社会を生きる上では非常に重要です.ようやくサーバーを購入できるだけの所得を持ちえたか,こう思っていただけるだけでだいぶ生きやすくなるのではと思います.
また,会社で嫌なことがあっても,「家に帰れば1 TBメモリのサーバーあるしな」とあらゆることを小さなことだと思えるようになります.そもそも「私はサーバーのメモリのように心の広い人間だ」と自分に自信が持てるようになるのもメリットと考えます.
また,今の私のようにサーバーを買う余裕がない方に,「うちサーバーあるけど,寄ってく? DNA解析できるよ」とサーバーの計算リソースを提供することで社会貢献ができます.計算リソースを元手にビジネスを始めることも可能です.
私のような人間でも社会貢献やビジネスができるかもしれないのはサーバー様のお力です.
まとめ
- サーバーがあれば社会貢献やビジネスが可能で,一人前の人間と社会から認められる
- メモリを積めば積むほど,現実世界のことがちっちゃく思えるようになり,心が広い人間になれる
いいことしかないので,さっそく探してみているのですが,要求を満たすものだと400万くらいしそうなんですよね.さすがに今すぐは出せないので,10~20年ローンで買うしかないかな...
400万円のサーバーをポンッ!と払える懐を持つ人がうらやましい...!!
Xeon E5-2600v3 2way 大容量1TBメモリ搭載 HPCワークステーション
http://www.ctsolution.co.jp/products/workstation/trueno_extra_v315/
4,888,000円(税抜き)
【技術士】に申し込みました
今年こそは!という思いで,技術士試験に申し込みが完了しました.合格するため,そのためのモチベーション向上のため,申し込みまでの道のりを記述しておきます.
申し込みを忘れやすい
これは私がいけないのですが,周りに受けようとする人もいないため,申し込みをついつい忘れてしまいます.昨年は申し込みに気付くのが遅れて,結局泣く泣く申し込めなかったので,今年は早めに気付いて申し込み出来て本当に良かったです.
申込期間が短い
今年の技術士の申込期間は6/20~7/3です.およそ2週間程度.申し込みが始まると注意していれば十分な期間ですが,私のような申し込みが始まった後「あ,やべ」と思い動き始める人間にとってはかなり短い期間だといえます.今年も若干あきらめかけました.
申し込みが前時代すぎて面倒
よく高度な試験はそもそも申し込み自体が試験の一部で難関であるといわれますが,技術士もその一つであると考えられます.申込書は書留による郵送で送付することとなっており,Webを用いた申し込みはできません.また,受験費用もクレジットカードを利用することはできず,銀行やATM振り込みとなります.いつの時代の申込だよ!と心の中でずっと思っており,今年も面倒くさすぎて嫌になりました.本当に試験の申込からすでに試験は始まっていました.
受験料が高い
受験料は11,000円とIPAの試験と比べ,およそ倍の値段がかかります.貧乏人の私は申し込みぎりぎりまで振り込むことを躊躇しました.そのせいで,今日は小雨の中振り込みに行く羽目になったんですけどね...
最後の敵!郵便局!!
そして,申し込みの最後の障害にして最大の敵が郵便局への郵送です.昨年は郵便局に行く時間がなくて,断腸の思いで受験を断念しましたが,今年は少しの時間なら職場を離れることに寛容な職場で働いていたので,職務時間中に受験準備して職場の近くの郵便局に出しに行くことができました.そういった意味では,今の職場の雰囲気には感謝しています.
最後に
ちゃんと申し込みができたので,1次試験は何とか勉強して突破したいと思います.一応,情報処理安全確保支援士試験に合格しており,情報工学部門で受験するため,専門科目は免除です.少し楽になることも含め,合格できるように頑張ります!
その翌週にIPAの試験もあるので,ここから勉強ラッシュで10月は試験ラッシュとなりそうです.
技術士のサイト
ハニーポットメモリー【3】【6/24-6/30】
今週のハニーポットメモリーは,今週の観測結果に加えて,以下の2点についてどのような様子となっているか,観測していきます.
- 増加しているRDP通信は本当に増加しているのか?どれくらい増加しているのか?
- Oracle WebLogic Serverの脆弱性を悪用する7001番通信への攻撃は増加しているのか?PoCは出ているのか?
6/24-6/30のハニーポットの観測結果
観測された通信は,およそ11万件,攻撃のほとんど(10万件以上)はCowrie宛のsshもしくはtelnet通信でした.大きな山ができているのは日本時間で6/29の9時くらいで,その時に攻撃通信を仕掛けている国は某ヨーロッパの国と,いろいろとサイバー攻撃での暗躍がうわさされる某大国です.
乗っ取りやすいところをくまなくボットを用いて,探索してきているのでしょう.おそらく同じハニーポットでも同様の結果が観測されると思われます.
RDP通信の観測結果
6/24に以下のようなニュースを読みました.
http://www.security-next.com/105952
リモートデスクトップ狙うアクセスが増加 - 広範囲のポートに探索行為
TCP 3389番ポートを含む広範囲の宛先ポートに対し、ユーザー名など特定の文字列を含むアクセスが行われているという。特定のIPアドレス領域より、広範囲のポートへアクセスの試行が行われており、ポート番号を変更して運用しているケースも含め、探索行為が行われていると分析している。
RDPを提供する3389番ポートへのスキャン通信が増加しているとのこと.
特定のIPアドレス領域,通常のスキャンを避けるためサービス提供ポートを3389以外のハイポートへ変更していることも考慮したスキャンが行われているようですが,私の運用する日本のIPアドレスの3389ポートへの通信が先週までと比べて増加しているかについて情報展開します.
上の画像のほうが,観測数が多いですが,2週間分なので平均化して420くらい.対して,増加しているとニュースが出てからの観測数は334なので,平均以下ですね.
どうやら,私のハニーポットを運用しているIPはスキャンの探索領域には入っていないようでした.
しかし,大きな違いがありました.上の画像では,最多アクセス数はインドネシアだったのですが,今週の最多アクセスは中国となっており,今まで最多アクセスだったインドネシアの霊圧が消えています.
7001番ポートの観測結果
以前の私の記事*1でも紹介した通り,Oracle WebLogic Serverに深刻な脆弱性が内在していることが公表されました.各組織から注意喚起がされていますが,あれから1週間,PoCが出ているか,それに伴い通信が急増しているかについて情報展開します.
今週初めは,ハニーポットが止まっていたこともありますが,たったの8件です*2.
まだ主流なPoCが出ていないのかなと思い,PoCが入手できるExploit DB*3で検索してみました.
どちらで検索しても,今回の脆弱性に該当するPoCに関する情報がないことが分かります.今回のPoCの情報が出たのが6/19だったので,5/29のPoCは今回の脆弱性の悪用するPoCではないと考えられます.Sturts2の脆弱性など,簡単に悪用できるものだと即日作られて悪用される印象があるのですが,少し以外な結果です*4.
といっても,時間の問題であること,どこかのニュースではすでに悪用もと騒がれていたことから,Oracle WebLogic Serverを運用している方でアップデートしていない方は引き続き注意が必要です.
終わりに
今週は以上です.今後はもっとハニーポットをチューニングしたり,通信の内容を詳細にみていきたいですけどね.技術も時間もないので,しばらくはこんな感じになるかと...
*1:https://ukycircle.hatenablog.com/entry/2019/06/20/204707
*2:もしかしたら,設定や見方がまずいのかもしれませんが
*3:https://www.exploit-db.com/
*4:相も変わらず,私が見逃しているだけかもしれませんが.でも観測数も少ないので,まだ出てはいないのでは.
VMwareのVMCIドライバのバージョンが合わない問題で,修復に苦労した話
最近VMwareのアップデートをして再度VMを起動させようとしたところ,以下のようなエラーメッセージが出力されて,VMが起動しない状態に3,4日間くらい陥りました.
再度同様の状態に陥ったときに解決までを効率化するため,やったことをまとめておきます.
アップデートの影響なのか,ドライバのバージョンが正しくなくなってしまい,VMが起動しなくなってしまった.これはまずいと思い,まずはエラーメッセージに従ってVMware Workstation 15 Playerを再インストールしました.
VMwareの再インストール
Windowsの「Settings」→「Apps」からVMwareを検索して,「Modify」を選択.あとは,ウィザードに従って,いったんアンインストールしたのち,ダウンロードしたインストーラから再度インストールを実行した.
しかし,同様のエラーメッセージが出力され解決には至らず.
OSの再起動
次にやったのは,トラブル解決の定番*1OSの再起動を実施した.
しかし,これでも解決できず...
VMwareの修復を実行
アップデートでダメになったのなら,修復できないかなと思い,削除以外に「修復」という選択肢が選べたので,「修復」を実行.
直りそうな感じがありましたが,全然ダメでした...
別のバージョンをインストール
今度は,別のバージョンのインストーラをダウンロードしてきて,インストールして試してみました.別のバージョンをインストールを実行して試してみた.
別のバージョンを試してみた理由としては,アップデートしてバージョンが合わなくなったのなら,別のバージョンならもしかしたら...!!という安易な考えでした.
もちろん,これでもダメでした
インストール後に作成されたディレクトリを削除して再インストール
OSの機能を使用してアンインストールしても,ディレクトリはまだ残っていたので,ディレクトリを削除してから再度インストールを実行しました.
まぁ,ダメだったんですけどね...
vmxファイルの編集
ここまでやってもうんともすんとも言わなかったので,ググってみると*2,以下のページを発見.
VMwareでアップデートしたら「vmciのバージョンが合ってません」と言われたので
http://laughingandgrief.hatenablog.com/entry/2015/06/23/135700
似たような状況から同じ状況になっているので,参考になるというか,これで解決できると思い以下を実行
これでやっと直るとすごく期待していたのですが,これでもダメで完全に心が折れました.
その後
その後は,上記の手順を無駄だとわかっていても何度も何度も試していました*3.
そこで,なぜか何回目かになって「管理者権限が必要です」みたいなメッセージが出て,管理者権限で実行したところVMが起動しました!!
まとめ
結局,真因はググってもやっている中でもわからなかったのですが,
おそらくは以下のようなことをやれば,今後は対処できるのではと思っています.
結局,解決に至ったときに実行したのが管理者権限での実行だったので,最後の手順が肝だと思っていますが,まずはトラブル時の基本的な手順である再インストールや修復,OSの再起動を試してみるのが良いと思います.それでもだめなら,今回のように管理者権限で実行してみるという手順を実行すべきと思っています.
無事に修復できてよかったです.
でも,今までも管理者権限で実行していたはずなんですけどね...
自宅のNW通信を監視したい + だからネットワークタップが欲しい
最近個人でも購入可能なネットワークタップを探しています.
まだいいのが見つかっていませんが,見つかったら購入するつもりです.
(もしよさそうなもの知っているという方がいたら,教えてください!)
さて,なぜネットワークタップが欲しいのか?その理由について書きます.
それは,タイトルにもある通り自宅のNW通信を監視したいからです.
セキュリティに興味がある人だったら,多くが憧れるセキュリティアナリスト!!
サーバのログや通信パケット,深くやっているところではダウンロードしてきたマルウェアの静的・動的解析から,端末のログ・レジストリ調査まで行い,マルウェアに侵害されていないか,侵害されていたとしたらどのような動作が行われ,どのように対処したらよいかを考える非常に知的な仕事だと思っています.
しかも,セキュリティ業務の花形的なポジションでもあり,たいていのSOCは魅せるために,ものすごくきれいでハイテクなビジュアルになっています.
見学ツアーをやっているところもあり,多くの人の心を惹くだけの魅力があります.
JSOC見学ツアーの定期開催をスタートしました!
私もHPでSOCを見たりして,自分でもSOC環境を作って自宅のNW通信やサーバのログを監視分析したいなぁと思い,セキュリティ業界に飛び込んだこともありました.
一企業,それもセキュリティベンダーのように社外にビジネス展開しているところの環境を真似しようとしても,技術力も資金もありませんが,自宅のNW通信を監視して,マルウェアによって引き起こされる不審な通信がないか.
くらいは,マネすることはできます.それを実現するために必要なものが,
ネットワークタップです.
ネットワークタップをインターネットに抜けるルータの手前のスイッチに接続して,インターネットへの入出力の通信*1をキャプチャするという魂胆です.これにより,インターネットに出ていく通信のパケットを取得できるので,接続を試みたことなく,IPアドレスやドメイン名も怪しい...といった通信がないかどうかを探すことができます.
パケットの検索・分析はパケットキャプチャのソフトウェアであるWiresharkで実行してもよいのでしょうが,セキュリティに携わるものとしては,このログをElasticsearchのようなSIEMとして使われているログ検索プラットフォームに取り込んで,さながらアナリストになった雰囲気で分析してみようかなと思っています*2.
今までやりたくて,最近やり方や構成についてもブラッシュアップできてきたので,
あとは必要なものをそろえて実行するだけ!というところまで来ました.
実際にできたら再度記事にして投稿します.
今後ともよろしくお願いいたします.
vCenter Serverの構築で苦労したこと
こんにちは.
本日は,私が仕事で苦労したことを書きます.
ある案件で,VMware ESXiの構築からゲストOSのインストールまで請け負う仕事の担当になりました.その際,可用性を考慮して仮想基盤となるホストが2台あるのですが,その2台の間で仮想マシンの移動やクローンの作成といった操作をするためのアプライアンスであるvCenter Serverを仮想基盤上に構築する必要があったのですが,その時の構築でかなり悩まされました.
その時の苦労を忘れないために,ここに書き綴っておきます.
インストール途中にエラーが出てインストールが止まる
vCenter Serverのインストールには2種類あるらしく,ひとつは既に稼働しているWindows Server上にvCenter Serverを立ち上げる方法.もう一つは,接続できる端末からアプライアンス用のソフトウェアを使ってアプライアンスを仮想基盤上に構築する方法.
私の場合は,アプライアンスだったので,後者の方法を実施しました*1.
アプライアンスのインストールにはStep 1とStep 2があるのですが,設定項目は既に決まっていたのですいすいとStep 2まで行きました.そのStep 2に罠が待っていました.
プログレスバーが50 %くらいのところで全然進まず,1~2時間ほどかかった上にエラーを吐いて失敗します.何度やってもです*2.
エラーの原因は,DNSの参照ができないから
エラーメッセージをめげずにググっていると,どうやらDNSが参照できないことが原因であるようでした*3.そこで,インストールのためにわざわざDNSサーバを用意してDNSを参照できるようにしました*4.
しかし,それでも長時間用した上にインストールに失敗してしまいます.さらに調べてみると,FQDNを設定して正引き・逆引きができるようにならないといけないらしいという情報をどこかで得たのです*5.
そこで,FQDNを"photonmachine.local"に設定し,DNSサーバに"photonmachine.local"のAレコードとPTRレコードを設定してみたら見事インストールに成功しました!!やったね!!
ところが,それが不正解
何とかインストールに成功して無事お仕事完了!と思っていたのですが,実はFQDNは今回の設計では入力不要というか,入力してはダメ!*6ということで,作り直しになってしまいました...しかも,自分が作り直すのならともかく,できる先輩社員の方がサクッと片手間で作りなおしてしまい,自分の無知さと,デキる先輩社員の方に手間をかけたという悲しい事実がのしかかるなんとも苦い思い出になってしまいました...
最後に
結局,インストールの失敗の真因はわからなかったのですが,DNSであることは間違いなく,vCenter Serverは何でもよいので正引き・逆引きができるレコードが登録されているDNSサーバと接続できるかを確認しているみたいです.
なので,FQDNを設定する必要はなく,レコードを登録すればよかった,ということになります.
本記事が,今後vCenter Serverを立てる皆様のお役に立てば幸いです.
*1:というか,手元にある書籍やググったサイトは大体前者の方法が紹介されていて,後者の方法があることに気付くのにも苦労しました...
*2:これだけで1営業日つぶしてしまったほどです.自分の無知が怖い...
*3:vCenter Serverのインストール失敗にはよくありがちなエラーのようです
*4:当時はインターネット接続の環境がないローカルな環境で構築していました.そのため,足りないものは自分たちで追加していくしかありませんでした
*5:今思えば,これは間違いだと思います.そもそもFQDNは設定ではoptionalだったので,設定が必要なわけありません.当時は焦っていたので,いろいろ試していたという経緯がありました
*6:Webページの画像などにFQDNが紐づいているらしく,対応するレコードがあるDNSサーバがないとアクセス不能になるらしいです.今回は自社で構築して,お客様環境に持ち込むため,今レコードが引けてもダメ!ということでした.